「生権力の思想」を読みました。
【評価】
おもしろいはず。
【関心】
以前、「資本主義という謎」(※1)を読んだ際、よく理解できず、その原因の一つに大澤氏を知らなかったことがあるのではないかと思いました。
それ以来、大澤氏の著書を読んでみたいと思っていました。
先日、図書館に行った際、大澤氏による本書を見つけたので読んでみることにしました。
【感想】
読み終わった後、「わかったような、でもやっぱりよくわからない」という何とも言えない後味の悪さが残りました。
本書に出てくる「第三の審級」はおもしろい概念だと思ったのですが、それを用いて自分の考えを説明できるほどには理解することができませんでした。
大澤氏の別の著書を読むなどして、ぜひとも理解したいと思います。
また、「『私の事実存在』は、規範的な役割の中には回収できない」といった指摘など、現代社会を理解するためアイデアが随所にあるように感じました。
他にも示唆に富んだ内容がたくさんあるように感じるものの十分な理解ができず…
非常に口惜しく…
いつか再読したいと思います。
それにしても、ここ最近読んだ本はよくわからないものが多く少し気分が滅入ってきました。
※1「資本主義という謎」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、
生権力の思想―事件から読み解く現代社会の転換 (ちくま新書)
- 作者: 大澤真幸
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/02
- メディア: 新書
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