東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「教養の力 東大駒場で学ぶこと」を読みました。

私たちは、既知の言葉として「教養」と言う言葉を使っているけれど、実は一義的な定義はないそうです。 「教養」について多角的な視点から検討がなされていて、「教養」に関する考えが深まります。

何で誰も容易に変更できる「憲法解釈」をもとにした政策決定はおかしいって言わないの?

日本の法律・政策決定は国民の目から見えないブラックボックスの中で行われています。 そんな日本において、簡単に変更可能な憲法解釈に基づいて、法律・政策を決定していいのでしょうか? うっかりしたら、基本的人権に制限をかける法律すら通るのでは…と私…

「物語 スペインの歴史」・「物語 スペインの歴史 人物篇」を読みました。

新書なのに、データに基づかない著者の想像による描写が多く入っています。 このことをどう考えるかで評価が分かれる本ではあると思いますが、個人的には好きです。 こういう本を読むことで、歴史の理解が深まるのだな、と思えます。

受験競争、学歴(社会)の否定のその先にあるもの…?

東京大学を卒業したって、所詮「普通の人間」です。 そして、学歴は貴族のように生まれながらに与えられたものではなく、それなりの対価を払った上で得たものです。 だから、否定されたり都合よく担がれたりすると卑屈な気持ちになったりもするんです… 研究…

「中国はなぜ『学力世界一』になれたのか」を読みました。

イギリス、フランスに続き、中国の教育について書かれた本を読んでみました。 科挙の歴史を持ち、詰め込み教育のメッカのような中国までもがPISA型教育に切替えて行っているそうです。 日本の教育は、今後どうあるべきなのでしょう。 次世代を育む大人として…

詰め込み教育の何が悪い?~詰め込み教育だって、役に立ちます!

詰め込み教育と言えば、それだけでなぜか批判されることが多いのですが、私は詰め込み教育大好きです。 詰め込み教育は、効率よく多くの知識を吸収できます! もちろん、大人になるまでに忘れてしまうこともあるけれど、断片的な記憶をつなぎ合わせれば… と…

「教育改革の幻想」を読みました。

自分がまだ子どもだったが故に第一次安倍政権時代を含む過去の教育改革についてよく知りません。 本書を読むと、「ゆとり教育」とは何だったのか、ということが非常によくわかります。

「知識」はどこまで記憶するべきか―中学入試問題を解いて考察をしてみる。

大人なんだし、今さら中学入試の問題くらい簡単に解けるよね☆ と、麻布の理科の問題を解いてみました。 解けるには解けたのですが、「大人」として充分な回答かというと、疑問が残ります。 ネットという巨大なデータベースが存在する現代社会において、私た…

「集合知とは何か」を読みました。

本書は、前半部分については理解できたのですが、後半部分は話についていけませんでした。 工学専門の方が、哲学から高額の話まで幅広い視点から「知」について語っていらっしゃいます。 「学がある」とはこういうことなんだな、と思うと同時に、半分わから…

「学歴が気になる」という視点から政官関係について考察をしてみる。

学歴って、相手が同じ土俵で自分と戦おうとしているときに気になりませんか? この観点から、政官関係について検討をしてみました。 これまで読んだ本によると、政治家の皆様は、官僚と同じく知識ベースの土俵で戦おうとしているように見えます。 …やっぱり…