東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「女性の活躍促進」の裏側の男性の不自由な社会?

私はこれまで総合職として働いてきました。 いい意味でも悪い意味でも男女差別はなく、男性と同じように働いてきました。きっと、これからも働いていくのだと思います。 総合職として働くのは大変です。拘束時間は長く、お昼ご飯を食べそびれて気がついたら…

「評価経済社会」を読みました。

【評価】超おもしろい! 【関心】本書を手にしたことに深い理由はありません。普段あまり読まないジャンルの本を読みたいな…と思っていたところに、たまたま読書メーターで「相性のよい読書家さん」が読んでいて、登録数が多かったので読んでみることにしま…

「日本の現代思想-ポストモダンとは何だったのか」を読みました。

【評価】良い。 【関心】「寝ながら学べる構造主義」(※)を読んで以来、思想に関する関心が私の中で高まっています。ブログの記事を書こうとしたとき、どこかで聞いたことのある「大きな物語の終焉」というワードをふと思い出しました。それがどのような意…

高等教育の量的拡大は「教育改革の幻想」?

苅谷氏は、「ゆとり教育」へと舵を切った教育改革は、実体とは異なる過度の受験競争への処方箋としてなされたものである、と指摘しています。この点を指摘した著書の「教育改革の幻想」(※1)というタイトルは言い得て妙だと思います。 教育再生実行会議の…

「ハイデガー入門」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】「座右のニーチェ」(※1)に引き続き、「寝ながら学べる構造主義」(※2)に出てきた思想家について、もっと詳しく知りたいと思い読むことにしました。 【感想】本書を読んでもハイデガーに入門できませんでした。同じ話を繰り…

「歴史を学ぶということ」を読みました。

【評価】微妙。 【関心】「『きけわだつみのこえ』の戦後史」(※1)や藤原帰一氏(※2)・藤原正彦氏(※3)の著書を読み、これまで学校で学んできたことを含め「歴史ってなんだろう」という疑問が私の中にわいてきました。そんなとき、本書を見かけ、タイ…

女子が東大を目指さないことの考察とポジティブアクションについて

先日、「女の子が東大に入ると損?いいえ、日本一幸せになれます」(※1、2)という記事を見て以来、ずっと気になっていることがあります。 なぜ女子高生は東京大学を目指さない(選ばない)のか。 その理由を私なりに考えてみました。 ちなみに、東京大学…

「座右のニーチェ」を読みました。

【評価】普通。 【関心】「寝ながら学べる構造主義」(※)がすごくおもしろかったので、そこに出てきた思想家についてもっと詳しく知りたいと思っていました。そこで、「あの有名な齋藤氏」の著書ということもあり、読んでみることにしました。 【感想】本書…

「大学経営を斬る」を読みました。

【評価】読む必要なし。 【関心】「大学とは何か」、「大学の意義は」など、大学に対する関心を非常に強く持っています。これまで、苅谷氏の「イギリスの大学・ニッポンの大学」(※1)や吉見氏の「大学とは何か」(※2)など、大学の内容について書かれた本…

「教養」によって高学歴者の信頼回復を図ることはできないか。②

先日書いた、「教養を通じて高学歴者の信頼回復を図る」という考え(※1)は、完全な私の妄想です。でも、たとえ妄想でも、妄想なりの根拠もどきの補足をしてみたいと思います。 妄想内容は以下のとおりです。 望むと望まざるに関わらず、「高学歴」とラベリ…