東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「教養」によって高学歴者の信頼回復を図ることはできないか。

今日は妄想を語ってみたいと思います。 以前、単なる学歴(及び学歴社会)否定の先に「良い未来」はないのではないか、ということを書きました(※1)。昨今の状況を鑑みるに、高学歴者が否定されるのはある意味やむを得ません。。しかし、このままでいいと…

「非属の才能」を読みました。

【評価】普通。 【関心】読書メーターで相性の良い読書家さんが読んでいるのを見て、何となく興味を持ちました。加えて、たくさんの人が登録していることや「非属ってなんだろう?」と気になったetcの理由から読んでみることにしました。 【感想】本書が言う…

若手社会人の成長願望に見る進歩主義の終焉?

最近、今の生活に退屈してきました。去年までは去年までの生活に退屈して、飽ききっていましたが…私は飽きっぽい性格なのでしょうか? 【学校教育がつくる「成長を求める体質」?】 大人になると日々の生活における変化が少なくなります。大学生のころまでは…

「日本人の誇り」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】藤原帰一氏の「戦争を記憶する」(※)を読んだときにも思いましたが、私たちが学んできた「歴史」は、どうやら歴史の一側面でしかないようです。教科書に書かれたものとは違う「歴史」を知りたいと思い、本書を読むことにしま…

「まだ」子どもを産まない理由。

学生のころ、女子だけで集まると恋愛話をよくしていましたが、最近は、話題の中心が結婚・出産に変わってきたのを感じます。 アラサーを実感する瞬間です。 自分や一緒に話している友人の不妊の可能性を考えず、出産についてオープンに話せるのはアラサーの…

「戦争を記憶する 広島・ホロコーストと現在」を読みました。

【評価】普通。 【関心】「『きけわだつみのこえ』の戦後史」(※)を読んで以来、もう一度歴史を学びたいと思うようになりました。もちろん、山川出版の教科書を読み直すという意味ではありません。教科書レベルのことならそれなりに知っています。 本書は、…

「学校って何だろう―教育の社会学入門」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】最近、教育について様々な立場の方の本を読んでいます。そして、どの本もそれなりにおもしろいし、勉強になる、と思えます。その一方で、だんだん、ただ「おもしろい」と思っているだけではダメなのかな、と思うとことが増えて…

JMOOCと高等教育-高校までの「学び」と変わらない高等教育

最近、東京大学大学院の批判ばかりしていますが(※1、2)、それは、「私にもワクワクしながら学べる場を提供してよ!」という思い故です。勉強したいんです。。 勉強欲求を満たすため、もともとeーlearningはあまり好きではないのですが、話題ということも…

「アメリカの大学・ニッポンの大学」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】「イギリスの大学・ニッポンの大学」を読んだとき(※)から、本書があることは知っていて、いつか読んでみたいとずっと思っていました。ようやく、読むことができました。 【感想】本書は1992年に出版された同名の著書+α…

「嫉妬の世界史」を読みました。

【評価】まぁまぁ。 【関心】単純にタイトルに惹かれたので読んでみました。 【感想】思っていた以上におもしろかったです。 歴史上の人物・出来事を嫉妬の視点から切り取って描いているのですが、反面教師的なものも含め、組織で生きるための知恵を読みとる…