東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ポジティブアクションって必要?-最近の女性の活躍促進について思うこと。

私が乗る朝の通勤電車は結構混んでます。本を読むほどの余裕はないので、よく東洋経済オンラインとプレジデントオンラインを読んでいるのですが、「女の子が東大に入ると損?いいえ、日本一幸せになれます」(※1)というプレジデントオンラインの記事を発見…

「グリム童話の世界」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】 最近は新書ばかり読んでいますが、本当は小説が大好きです。 小説の中心とも言えるメルヘン-グリム童話がテーマであること、また、今までとは違う世界に触れたいという思いから読んでみることにしました。 【感想】 メルヘン…

「『やりたい仕事』病」を読みました。

【評価】まあまあ。 【関心】 私自身、仕事に迷走しているところがあると思っています。今さら「すごくやりたい」仕事があるわけではないのですが、だからこそ、それが「病」となる人々のことを知りたいと思い、読むことにしました。 【感想】前回読んだ榎本…

ここが変だよ、大学院!@東京大学

先日、「東大卒者が社会人になってから東大大学院に学費を払ってまで行く意味はない!」という趣旨の記事(※1)を書きましたが、東大を例に、私が思う「ここが変だよ、大学院!」論を書いてみたいと思います。 【学部よりレベルの低い大学院という問題】 最…

「大学とは何か」を読みました。

【評価】非常に良い。 【関心】本書のタイトルを見たとき、私がブログで書いている記事は本書のタイトル「大学とは何か」という問いについて、さまざまな角度から切り取って断片化して自分の思うところを書いているだけだな、と思いました。 現代社会におけ…

「寝ながら学べる構造主義」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】 構造主義については、前々から関心がありました。しかし、「構造主義」という言葉はよく聞くのですが、社会主義のような漠然としたイメージすら持っておらず… 本書は非常に売れたらしいので、構造主義が手っとり早くわかるか…

東大生の就職者ゼロに見る新聞の役割の変化

以前、「朝日新聞、今春、東大生の新入社員ゼロ」というニュース(※1)を見ました。今から10年程前の私たちの就職活動のとき、新聞社の今後に若干の不安を抱きつつも、何人もの友人が新聞社を受けて敗れていった姿を見てきました。そんな私にとって、この…

「教養主義の没落」を読みました。

教養を歴史から見ることで、「教養」という言葉には一義的な定義がなく、それが指す内容はその時代によって異なるということがわかりました。 非常に勉強になる良書だと思います。

「『きけわだつみのこえ』の戦後史」を読みました。

【評価】 良い。 【関心】 以前読んだ、「ぼくらの頭脳の鍛え方」(※)で推奨されていたので、読んでみました。 【感想】「きけわだつみのこえ」は、大学生の頃、友人に勧められて読みました。大学時代、教科書以外で読んだ数少ない本です。 私なんかよりは…

詰め込み教育の魅力~「わかる」喜びだってちゃんとあります!

ゆとり教育は、ただ知識を詰め込むだけで、わかったりできるようになったりする喜びが少ないという趣旨で語られることが多いですがそんなことはありません! 私のささやかな体験談をお話しさせていただきます。 そして、もう少し社会の中で「詰め込み教育」…