東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

読書記録

「サバイバル宗教論」を読みました。

【評価】普通。 【関心】これまで、佐藤氏の著書を数冊読みましたが(※1、2)どの著書も非常におもしろかったです。そこで、最近書かれた著書を読んでみたいと思い、検索をしたところ出てきた本書のタイトルに「どのような話が書かれているのだろう」と興…

「セカイ系とは何か」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】「セカイ系」という言葉を初めて聞いたのは、おそらく、数年前、アニメやマンガとは全く関係のない文脈で友人が口にしたのを耳にしたときだったと思います。 聞きなれない言葉に「何それ?」と、その友人に聞いてみたのですが…

「新書で名著をモノにする『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に限らず、古典や名著と呼ばれるものは読んでおきたいと常々思っています。しかしながら、『学問のすゝめ』(※1)もそうでしたが、古典や名著と呼ばれるものに対しては「難しい…

「H.I.S.澤田秀雄の『稼ぐ観光』経営学」を読みました。

【評価】普通。 【関心】非常に個人的な話で恐縮ですが、海外旅行が好きです。そして、それほど頻繁の海外旅行に行けるわけではありませんが、それでも海外旅行をするときはよくH.I.Sのお世話になっています。そんなH.I.Sの社長の話ということで興味を持ち、…

「日本の10大新宗教」を読みました。

【評価】普通。 【関心】以前、「世界の宗教がざっくりわかる」(※1)を読んだ際、宗教に関する基礎知識をもう少し身につけておきたいと思いました。そこで、今まで読んでみて非常に良かった島田氏の著書で探したところ、本書が目に留まりました。これまで…

「佐藤可士和×トップランナー31人」を読みました。

【評価】個人的に好き。 【関心】以前、久石氏の「感動をつくれますか?」(※1)を読んだ時、私自身は普段全く芸術とは関係のない生活を送っていますが、それでも「頑張ろう」と、すごく前向きな気持ちになることができました。それがとても印象的だったの…

「虚構の時代の果て」を読みました。

【評価】難しい。 【関心】以前、大澤氏の「生権力の思想」(※1)を読んだ際、示唆に富んだ内容がたくさん書かれているように感じるものの十分な理解ができず、別の著書を読んで理解をしたいと思いました。 そこで、まずは「生権力の思想」を読んだ際、一番…

「世界の宗教がざっくりわかる」を読みました。

【評価】普通。 【関心】以前、「金融恐慌とユダヤ・キリスト教」(※1)を読んだ際、「大人になった今になってある宗教の教えに詳しくなっても意味がない」と思いました。しかしながら、宗教に関係する問題が頻発する昨今、時事問題を理解するために必要な…

「公共事業が日本を救う」を読みました。

【評価】おもしろかった。 【関心】以前、中野氏の「国力とは何か」(単著、※1)及び「日本破滅論」(藤井氏との対談集、※2)を読んだ際、全体的に曖昧でぼんやりした印象を持ちました。 そのような印象から、「中野氏は合わないのかな…」と思っています。…

「ホリエモン×ひろゆき『なんかヘンだよね・・・』」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】以前読んだ「情報革命バブルの崩壊」(※1)の中に、ライブドア事件の話が書かれていました。ライブドア事件が起こった当時は全く関心がなかったのですが、あのころより大人になった今、改めて考えてみると、「あの事件につい…

「融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】本書を読もうと思ったことに特に深い理由はありません。 もともとアニメやマンガ、オタク、サブカル論には関心があったので、本書のタイトルを見たとき「何が書いてあるんだろう」と気になったのと、「オタク・サブカル」と「ヤ…

「日本破滅論」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】先日、中野氏の単著「国力とは何か」(※1)を読んだ際、曖昧でぼやけた印象を持ちました。それは、たまたま「国力とは何か」(※1)にそう感じてしまっただけだったのか… 「中野氏は合わない」とあきらめる前に、中野氏の著書を…

「東大卒でも赤字社員 中卒でも黒字社員」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】読書メーターで本書を目にしたとき、タイトルにものすごく魅かれました。東大卒であることが、必ずしも優秀な社員を意味しないことはよくわかっていますが、よくわかっているからこそどのようなことが書かれているのだろうと、と…

「野心のすすめ」を読みました。

【評価】個人的には好き。 【関心】本書が、去年か一昨年、近所の書店で「今、売れています」だか「おすすめ」としてクローズアップされているのを見た記憶がありました。そのような本書を図書館で見つけたので、また、「野心のすすめ」という挑発的なタイト…

「危険な宗教の見分け方」を読みました。

【評価】興味深い。 【関心】宗教関係の本を読みたいと思い、図書館に行ってみたところ、本書がたまたま目に入りました。目に入ってしまったら、「読まない」という選択肢は私にはありませんでした。 「オウム真理教事件」(以下、事件)については、事件当…

「生権力の思想」を読みました。

【評価】おもしろいはず。 【関心】以前、「資本主義という謎」(※1)を読んだ際、よく理解できず、その原因の一つに大澤氏を知らなかったことがあるのではないかと思いました。それ以来、大澤氏の著書を読んでみたいと思っていました。先日、図書館に行っ…

「国力とは何か」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】「グローバリズムが世界を滅ぼす」(※1)を読んで以来、中野氏の単著を読んでみたいと思っていました。そこで、中野氏の著書を検索したところ本書が目に留まりました。昨年の衆議院選挙に際して、マニフェストを見ながら政策に…

「今こそルソーを読み直す」を読みました。

【評価】普通。 【関心】「グローバリズムが世界を滅ぼす」(※1)を読んで以来、その中で書かれていたエマニュエル・トッド氏の「教育上の格差が不平等の態度を培っている」という考え方が気になっています。 上記本の紹介でも書きましたが、この考え方は「…

「群衆―モンスターの誕生」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】先日、たまたま、浜崎あゆみの「SURREAL」を耳にすることがありました。 SURREALを初めて聞いたのは思春期の頃だったのですが、歌詞の中に出てくる「ひとりぼっちで感じる孤独より ふたりでいても感じる孤独の方が 辛い事のよう…

「情報革命バブルの崩壊」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】普段よく読む領域とは異なる分野の本を読みたいと思い読書メーターを見ていたところ、本書が目にとまりました。情報系の本はこれまでほとんど読んでこなかったので興味を持ち、読んでみることにしました。 【感想】これまでネッ…

「感動をつくれますか?」を読みました。

【評価】個人的に好き。 【関心】読書メーターの相性のいい読書家さんを見ていたら本書が目に入りました。ジブリ作品は大好きなので、その音楽を担当している方の本ということで興味を引かれ、読んでみることにしました。 【感想】私自身は芸術とは縁遠い生…

「若者殺しの時代」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】何となく図書館を散策していたところ、本書のタイトルに目がとまりました。タイトルから、ブラック企業問題など、若者の労働をめぐる問題について書かれているのだろうと思い、興味を引かれ読んでみることにしました。 【感想】…

「学問のすすめ 現代語訳」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】学ぶこと、学問、大学などに興味がある私にとって、「学問のすすめ」はかねてから読んでみたい本でした。しかしながら、現代とはその文体がかなり異なる明治初期に書かれた文章を読む勇気がなく…そのような折、「学問のすすめ…

「関係する女 所有する男」を読みました。

【評価】普通。 【関心】読書メーターの「相性のよい読書家さん」を見ていたら、本書のタイトルに目が止まりました。タイトルから、「おもしろいことが書かれていそう」と興味を引かれたので、読んでみることにしました。 【感想】本書は精神分析をベースに…

「グローバリズムが世界を滅ぼす」を読みました。

【評価】まぁまぁ。 【関心】「資本主義の終焉と歴史の危機」(※1)を読んで以来、資本主義の限界に強い関心を持っています。本書のタイトルから、資本主義の限界に関わる内容が書かれているのではないかと期待し、読むことにしました。 また、著者の一人、…

「考えないヒント」を読みました。

【評価】普通。 【関心】別に大したことを書いているわけではありませんが、それでもブログを始めてから、「何を書こう?」と思い悩むことがあります。本書のタイトルを目にしたときも、ちょうど思い悩んでいました。 煮詰まった現状が打破されることを願い…

「インテリジェンス 武器なき戦争」を読みました。

【評価】普通。 【関心】いつだったかは思い出せないのですが、本書が書店で「売れてます!」とクローズアップされていたのを見たような記憶がありました。(本当かどうか怪しいですが…)それを思い出したのと、以前読んだ佐藤氏と立花氏による「ぼくらの頭…

「なぜうつ病の人が増えたのか」を読みました。

【評価】まあまあ。 【関心】「理系バカと文系バカ」(※1)を読んで以来、理系分野の新書を読んでみたいと思っていました。 しかしながら、文系の私には「理系」の壁は高く… 理系の中でも比較的身近な医療分野だったら私でも理解ができるかも、と考えながら…

「物語 ヴェトナムの歴史」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】「ベトナム戦争」(※1)を読んだ際、ベトナムには近代国家・軍隊がスムーズに導入できなかったり、ゲリラ戦で戦果をあげたりと、私が知っている「近代国家とは違う何かがある」という印象を持ちました。その背景を探るべく、…

「ベトナム戦争」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】以前読んだ「資本主義の終焉と歴史の危機」(※1)で、ベトナム戦争がアメリカのフロンティア拡大の挫折として書かれていました。しかし、大学受験時に世界史の勉強はしたものの、正直、現代史は力を入れていなかった私には、…