読書記録
高学歴・アラサー女子としては、働くことに多大な関心があります。 そこで読んでみることにした本書ですが、ブラック企業の壮絶な実態に驚いたとしか言いようがありませんでした。 ブラック企業と甘えが原因と言われる若者の早期離職問題。考えれば考えるほ…
【評価】 いまいち。 【関心】 以前から、「エリートとは何か?」ということに関心がありました。別の関心から読んだ「中国はなぜ『学力世界一』になれたのか」(※)の中に出てくる、21世紀のエリート論的な話の文脈で本書が紹介されていたため、以前から…
文章を書く上で、少しでも役に立てばいいな、と思い読んでみたのですが、「良い子のための作文教室」という感じで、私としては物足りなかったです。 対象年齢が中学生のイメージです。。
今から約10年前、新聞社を受けることを考えている友人たちが話していたことは、こういうことだったのか、と今さらながら理解できました。 でも、「それで結局、新聞はどうなったの?」ということ気になります。 この本の「その後」が知りたくなる一冊です。 …
「ゆとり教育」推進時の文部科学省の担当課長だった寺脇氏が書いた著書ということで、「ゆとり教育」についてもう少し詳しく理解できるかも、と思い読んでみることにしました。 「ゆとり教育」擁護派の人を集めて話を聞きました、という感じの内容で非常に残…
世界でいかに日本の「カワイイ」が広まっているかについて、著者の実体験に基づいた報告が書かれています。 でも、それだけじゃなくて、クールジャパン戦略や外交論、日本文化論についても書いてほしかったです。 読み終わった後、「かわいいっていいよね!…
私たちは、既知の言葉として「教養」と言う言葉を使っているけれど、実は一義的な定義はないそうです。 「教養」について多角的な視点から検討がなされていて、「教養」に関する考えが深まります。
新書なのに、データに基づかない著者の想像による描写が多く入っています。 このことをどう考えるかで評価が分かれる本ではあると思いますが、個人的には好きです。 こういう本を読むことで、歴史の理解が深まるのだな、と思えます。
イギリス、フランスに続き、中国の教育について書かれた本を読んでみました。 科挙の歴史を持ち、詰め込み教育のメッカのような中国までもがPISA型教育に切替えて行っているそうです。 日本の教育は、今後どうあるべきなのでしょう。 次世代を育む大人として…
自分がまだ子どもだったが故に第一次安倍政権時代を含む過去の教育改革についてよく知りません。 本書を読むと、「ゆとり教育」とは何だったのか、ということが非常によくわかります。
本書は、前半部分については理解できたのですが、後半部分は話についていけませんでした。 工学専門の方が、哲学から高額の話まで幅広い視点から「知」について語っていらっしゃいます。 「学がある」とはこういうことなんだな、と思うと同時に、半分わから…
扇動的でうまいな~と思うタイトルに魅かれて読んでみました。 幅広い方にインタビューされていて、おもしろかったです。 本書なりの結論があるというよりは、考えるための示唆を得た、という感じです。
「ゆるく生きたい若者たち」を読みましたが、イマイチでした。 学者が書いている本なので、学術的な分析を期待したのですが… 残念です。
知識量、考える技量と言えばいいのか… それらが圧倒的に「すごい」と思えるお二人の対談は、自分自身を反省するとともに「もっと多くのことを深く知りたい」という知的欲求を刺激されます。 久しぶりに、「血沸き肉躍る」感じがしました。 すごくおもしろい…
「いつまでも経済知識ゼロでいるわけにはいかない!」と、経済関係の本を3冊読んでみました。 細かいことはよくわからなかったけれど、経済学とは、さまざまな理論の中で、各学者が自分が正しいと思う学説を主張しているものなんだ、ということがようやくわ…
フランスのグランド・ゼコールの教育が紹介されています。 グランド・ゼコール出身=エリート、ということなのでしょうが…。 私が期待した「エリート論」ではありませんでした。
著者との年齢の違い=東大を取り巻く時代の違い、ということで、共感できる部分は少なかったです。 でも、「東大力」や「東大入試で養われる能力」など、的確な分析がなされていておもしろかったです。
前々から注目していた苅谷先生の本、しかも、いつの間にかオックスフォードの先生になっている!と、手にしてしまいました。 オックスフォードではどのような教育がなされているのか、非常によくわかります。 海外の一流大学と比べて、「東大って何なんだろ…
自分でも驚くくらい理解できませんでした… いつまでも高校倫理の知識ではやっていけないのだな…と、反省です。
やや難しく読みにくくはありますが、官僚の誕生からその変遷について学べるとともに、国家草創の物語としても非常におもしろかったです。 日本史好きには読んでるだけで、ドキドキしてしまう一冊でした。
「本を出したい」と思って実際に出版する著者の行動力には感服しますが… 特に得るものはなかったです。 「できた東大生っているんだな」と思いました。
財務省=大蔵省は、律令制度確立当初からある由緒正しき役所の中の役所で、同じ官庁の中でも優秀な人しか入れない、というイメージがありました。 そして、そのイメージに違わず他の官庁より強い権限(Power)を持っているようです。 財務省と他省庁の違い、…
「霞が関がなくなる日」というタイトルから、官僚に関する野党からの不満や批判がたくさん書かれているのだろう、と思ったのですが… みんなの党の政策紹介でした。
「政治主導はなぜ失敗するのか」を読みました。 政策の企画・立案について、そのプロセスごとにどのようなアクター(政治家、官僚、関係団体など)がどのようにかかわっているのか、といった説明は非常にわかりやすくよかったと思います。
「キャリア官僚の仕事力」を読みました。イマイチです。 これまで読んだり聞いたりした官僚の話に東大バイアスがかかっているのか、中野氏がイマイチなのか…
政権交代直後に行われた宮台氏と福山外務副大臣(当時)の対談。 今となっては、政権交代に寄せていた国民の期待感etcが懐かしい(苦笑) でも、すべて「過去」という感じ。
寺島実朗氏の「世界を知る力」を読みました。 考え方の幅は広がった気分になれましたが、でも、「へー」と思って終わってしまった感じもします。。
「下流社会 第2章」を読みました。 情報が古い、1回の調査を信頼しすぎ、文章中に数字が入りすぎてとにかく読みにくい… そんな理由で、いまいちでした。
「官僚の責任」と重複した内容が多いので、どちらか一冊読めば十分!
古賀氏の「官僚の責任」を読みました。生々しい霞が関の実情というよりは、客観的な分析が書かれていて、おもしろかったです。