2014-01-01から1年間の記事一覧
私たちは、既知の言葉として「教養」と言う言葉を使っているけれど、実は一義的な定義はないそうです。 「教養」について多角的な視点から検討がなされていて、「教養」に関する考えが深まります。
日本の法律・政策決定は国民の目から見えないブラックボックスの中で行われています。 そんな日本において、簡単に変更可能な憲法解釈に基づいて、法律・政策を決定していいのでしょうか? うっかりしたら、基本的人権に制限をかける法律すら通るのでは…と私…
新書なのに、データに基づかない著者の想像による描写が多く入っています。 このことをどう考えるかで評価が分かれる本ではあると思いますが、個人的には好きです。 こういう本を読むことで、歴史の理解が深まるのだな、と思えます。
東京大学を卒業したって、所詮「普通の人間」です。 そして、学歴は貴族のように生まれながらに与えられたものではなく、それなりの対価を払った上で得たものです。 だから、否定されたり都合よく担がれたりすると卑屈な気持ちになったりもするんです… 研究…
イギリス、フランスに続き、中国の教育について書かれた本を読んでみました。 科挙の歴史を持ち、詰め込み教育のメッカのような中国までもがPISA型教育に切替えて行っているそうです。 日本の教育は、今後どうあるべきなのでしょう。 次世代を育む大人として…
詰め込み教育と言えば、それだけでなぜか批判されることが多いのですが、私は詰め込み教育大好きです。 詰め込み教育は、効率よく多くの知識を吸収できます! もちろん、大人になるまでに忘れてしまうこともあるけれど、断片的な記憶をつなぎ合わせれば… と…
自分がまだ子どもだったが故に第一次安倍政権時代を含む過去の教育改革についてよく知りません。 本書を読むと、「ゆとり教育」とは何だったのか、ということが非常によくわかります。
大人なんだし、今さら中学入試の問題くらい簡単に解けるよね☆ と、麻布の理科の問題を解いてみました。 解けるには解けたのですが、「大人」として充分な回答かというと、疑問が残ります。 ネットという巨大なデータベースが存在する現代社会において、私た…
本書は、前半部分については理解できたのですが、後半部分は話についていけませんでした。 工学専門の方が、哲学から高額の話まで幅広い視点から「知」について語っていらっしゃいます。 「学がある」とはこういうことなんだな、と思うと同時に、半分わから…
学歴って、相手が同じ土俵で自分と戦おうとしているときに気になりませんか? この観点から、政官関係について検討をしてみました。 これまで読んだ本によると、政治家の皆様は、官僚と同じく知識ベースの土俵で戦おうとしているように見えます。 …やっぱり…
扇動的でうまいな~と思うタイトルに魅かれて読んでみました。 幅広い方にインタビューされていて、おもしろかったです。 本書なりの結論があるというよりは、考えるための示唆を得た、という感じです。
「ゆるく生きたい若者たち」を読みましたが、イマイチでした。 学者が書いている本なので、学術的な分析を期待したのですが… 残念です。
世の中の人は、どのくらいorどのようなときに学歴を気にするのでしょうか? 東大生同士でもそんなモラル的にタブーな話なかなかできません。 でも、絶対皆様、何かしら気にしてますよね?? 他人のことが気になるので、私がどういう時に学歴を気にするのか書…
「恋人の学歴は気になる?」という記事(※1)を発見しました。この手の話は大好きです。東大卒男子と話しているときですら、大学卒業後は冷遇されることの多い東大卒女子としては、見たら読まずにはいられない話題です。 【「学歴」って実は多義的】 記事の…
文系学問を学ぶ理由って何だろう。そもそも、いくら学んだって、それは今の社会の中で活かされることはないのではないか。 そんなことを考えるとすごく憂うつな気持ちになるけれど、でも、「自分が学びたいから学ぶ」で学ぶことの理由は十分ではないのかと思…
知識量、考える技量と言えばいいのか… それらが圧倒的に「すごい」と思えるお二人の対談は、自分自身を反省するとともに「もっと多くのことを深く知りたい」という知的欲求を刺激されます。 久しぶりに、「血沸き肉躍る」感じがしました。 すごくおもしろい…
「いつまでも経済知識ゼロでいるわけにはいかない!」と、経済関係の本を3冊読んでみました。 細かいことはよくわからなかったけれど、経済学とは、さまざまな理論の中で、各学者が自分が正しいと思う学説を主張しているものなんだ、ということがようやくわ…
フランスのグランド・ゼコールの教育が紹介されています。 グランド・ゼコール出身=エリート、ということなのでしょうが…。 私が期待した「エリート論」ではありませんでした。
著者との年齢の違い=東大を取り巻く時代の違い、ということで、共感できる部分は少なかったです。 でも、「東大力」や「東大入試で養われる能力」など、的確な分析がなされていておもしろかったです。
一度社会に出てから、学費を払って大学・大学院で学びたいとは思いません。たぶん、求めている内容・レベルの教育機関は日本にないんだろうな、と思います。 学生のころ、「勉強すること」は私に未知なる可能性・世界を見せてくれ、そこに連れて行ってくれる…
前々から注目していた苅谷先生の本、しかも、いつの間にかオックスフォードの先生になっている!と、手にしてしまいました。 オックスフォードではどのような教育がなされているのか、非常によくわかります。 海外の一流大学と比べて、「東大って何なんだろ…
「モノ」や「サービス」の提供につながらない、職業教育ではない大学教育=文系教育は一体何の意味があるのでしょうか? 文系学問を学んでも、真に社会に影響を与えることはできない気がします。 そんな学問を人は何のために時間と労力を割いて学ぶのでしょ…
自分でも驚くくらい理解できませんでした… いつまでも高校倫理の知識ではやっていけないのだな…と、反省です。
やや難しく読みにくくはありますが、官僚の誕生からその変遷について学べるとともに、国家草創の物語としても非常におもしろかったです。 日本史好きには読んでるだけで、ドキドキしてしまう一冊でした。
「本を出したい」と思って実際に出版する著者の行動力には感服しますが… 特に得るものはなかったです。 「できた東大生っているんだな」と思いました。
財務省=大蔵省は、律令制度確立当初からある由緒正しき役所の中の役所で、同じ官庁の中でも優秀な人しか入れない、というイメージがありました。 そして、そのイメージに違わず他の官庁より強い権限(Power)を持っているようです。 財務省と他省庁の違い、…
「霞が関がなくなる日」というタイトルから、官僚に関する野党からの不満や批判がたくさん書かれているのだろう、と思ったのですが… みんなの党の政策紹介でした。
仕事に関する専門性や最良のあまりない「普通の会社」で働いていると、「今の仕事を続けていて、どんな可能性が開けてくるんだろう」と悩むことがあります。 特定の組織で役立つスキルがほしいわけではなく、組織の中で「上」を目指すことに魅力を感じない私…
「政治主導はなぜ失敗するのか」を読みました。 政策の企画・立案について、そのプロセスごとにどのようなアクター(政治家、官僚、関係団体など)がどのようにかかわっているのか、といった説明は非常にわかりやすくよかったと思います。
東大卒女子は、こだわり過ぎなければあまり年収を下げずに転職ができたり、平均以上の年収の東大卒の男性と結婚している場合が多いです。つまり、「今の仕事を続ける/続けない」を選べる立場にいる人が多いです。 そんな友人たちと話していて、「残業代の支…