東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

子どもがいる女性は22時には帰宅するべき?―子どもと遊びと仕事と…

気づけば早いもので、2015年度に入って2か月が経ちました。


年度が変わるということは、次期に誕生日がやって来るということでもあり…。

アラサーの深まりを意識してか、最近、友人と「もしも子どもを産んだら…」という話をする機会が増えたような気がします。


今回は、そんな「もしも子どもを産んだら」という話をしていた時の、東大卒故なのか、あるいは総合職として働く女性故なのかわかりませんが「あれ?これって私たちがおかしいの?」と思ったことについて徒然と書かせていただきたいと思います。

 

【子どもがいる女性は結婚式の三次会も22時で帰るもの?】

先日、友人と集まった際、一人の友人から、「少し昔の話だけど…」と、以下のエピソードが紹介されました。

--------------------
20代半ばの頃、新郎側で結婚式に行き、三次会行ったところ、新婦の友人が全員22時で帰ってしまった。
新婦の友人たちは全員「子どもがいるから帰る」ということだったらしい。
--------------------

上記エピソードに対する私たちの主な反応は以下のものです。

  • 母親(=自分)が帰るまで、他の家族が子どもを見ているのであれば、「子どもがいるから」という理由で22時に帰る必要はないのではないか?
  • 父親は子どもがいるという理由で飲み会を早めに切り上げることはほとんどないのに、母親だからという理由で帰る必要はあるのか?

ちなみに、上記エピソードを話した友人曰く、「『終電まで遊ぶのが普通じゃない?』というスタンスの自分たちが素行不良に見える気がして嫌だった」そうです。

思わず、みんなで深く頷いてしまいました。


その一方で、「そもそも、仕事で22時以降に帰ることって結構多いよね…」という突っ込みもあり、「遊んでいるからダメなの?」「仕事ならいいの?」とちょっとした波紋を呼びました。
(ちなみに、一緒に話をしていた友人たちは全員まだ子どもはいません。)

 

【こんな発想はオス化しすぎてるから?】

子どもができたら飲み会に行っても終電まで遊んでいるわけにはいかなくなる?

そのような制限が生じる可能性など、ほとんど考えていなかったため、上記エピソードをもとにあれこれ妄想をしてみました。


とりあえず、上述の新婦の友人たちは都内の女子大卒者だったそうなので、東大卒女性としての若干のコンプレックスと世間の偏見をあわせて、「もしかしたら、良妻賢母を良しとする文化的背景をお持ちの方々だったから?」と考えてみたりしました。


しかしながら。

 

  • そもそも「子どもがいる女性が終電まで遊んでいるなどありえない」というのが、社会のマジョリティの反応なのでしょうか?
  • そして、「男性が子どもを理由に帰らないように、子どもを見る人を家庭内で調整していれば女性も子どもがいても終電まで(望むなら)遊んでいてもいいのではないか」と思ってしまう私たちは、どこかずれているのでしょうか?
  • また、もしも「終電まで遊んでいること」がおかしいと思われるのであれば、「終電まで働いていること」も同じようにおかしいと思われるのでしょうか?


うーん…


いろいろと話をしてみたところ、私たちは私たちで、私たちなりのコンプレックスがあるので…
「よくわからないけれど、もしかして、私たちって『女性』としての何かが足りなくて、男性化しすぎなのかな?」と、少し複雑な気分になりました。

しかし、最近は年齢のせいか終電まで遊ぶこと自体、体力的に厳しく終電前に解散することが多くなってきたので、結局、「まぁ、いいか」という結論に至りました。


ただ、個人的には、「そういう母親像」を「空気」として押し付けられるのは嫌だな、と思ってしまいます。
子どもがいてもいなくても終電まで遊ぶ体力が最近はないので結果としては変わらないのかもしれませんが。

 

こんな話をしている東大卒女子な私たちは、世間的にはやはり「痛い」とか「これだから…」と思われてしまうのでしょうか。
ほんのり温かく苦笑っていただけますと幸いです。

駄文を失礼いたしました。