東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「インテリジェンス 武器なき戦争」を読みました。

【評価】
普通。

 

【関心】
いつだったかは思い出せないのですが、本書が書店で「売れてます!」とクローズアップされていたのを見たような記憶がありました。
(本当かどうか怪しいですが…)
それを思い出したのと、以前読んだ佐藤氏と立花氏による「ぼくらの頭脳の鍛え方」(※1)が非常におもしろかったので、読んでみることにしました。

 

【感想】
本書を読んで一番印象に残ったことは、「佐藤氏は本当に頭がいい&キレる方なんだな」ということでした。
知識が豊富であることは当然として、洞察が鋭く、論理的かつ理路整然と話をするところには圧倒されます。
佐藤氏の前では、東大卒だなんて死んでも言いたくありません。
恥ずかしすぎます。
(言う機会はないでしょうが)


本書については、外交官という仕事自体ほとんど知らなかったのですが、非常に興味深く、そしておもしろく読むことができました。

 

本書を読むと、インテリジェンス・オフィサーは、佐藤氏のように頭脳明晰でなければならないことがよくわかります。
一方で、日本の外交は個人に依るところが大きいように感じました。


「人材」という観点から、日本の外交は大丈夫なのか少し心配になりました…


外務省は東大生が多い省庁だと聞きますが、インテリジェンス・オフィサーはいわゆる「官僚」とは違うようです。
また、本書を読むと、必ずしも東大生がインテリジェンス・オフィサーに向いているとも思いません。


うーん…

 

これまであまり外交関係の本は読んできませんでしたが、もう少し読むようにしようと思いました。
特に、政治とは違う観点から書かれた本を読んでみたいと思いました。

 

 

※1「ぼくらの頭脳の鍛え方」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

 

 

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)