東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「大学経営を斬る」を読みました。

【評価】
読む必要なし。

 

【関心】
「大学とは何か」、「大学の意義は」など、大学に対する関心を非常に強く持っています。
これまで、苅谷氏の「イギリスの大学・ニッポンの大学」(※1)や吉見氏の「大学とは何か」(※2)など、大学の内容について書かれた本は数冊読んだので、経営の観点から書かれた本を読んでみたいと思い、本書を手にしました。

 

【感想】
タイトルのとおり、大学の経営論について書かれてはいるのですが、データなどの根拠が提示されてなく、著者の頭の中だけで話が進められていて、説得力がありませんでした。

経済学者は、もっと客観的な根拠を重視する人たちというイメージがあるのですが、私の認識違いでしょうか?

 

加えて、著者が述べている「大学」が、短大か専門学校、あるいはカルチャーセンターにしか思えませんでした。

大学の定義は学校教育法で規定されているので、複数の大学で教員をされていた著者が知らないはずはないと思うのですが…
最近の大学は、実体として、短大や専門学校、カルチャーセンターと変わらないということなのでしょうか…


大学経営を斬る前に、内容が全くキレていませんでした。

 

 

※1「イギリスの大学・ニッポンの大学」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

※2「大学とは何か」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

 


 

大学経営を斬る (創成社新書 (12))

大学経営を斬る (創成社新書 (12))