「大学とは何か」を読みました。
【評価】
非常に良い。
【関心】
本書のタイトルを見たとき、私がブログで書いている記事は本書のタイトル「大学とは何か」という問いについて、さまざまな角度から切り取って断片化して自分の思うところを書いているだけだな、と思いました。
現代社会における「大学」は、果たす役割が大きいだけに論点が多様化しています。
そのような大学に真っ正面から挑むタイトルに引かれて読むことにしました。
【感想】
「大学とは何か」という壮大な問いをどのような観点から論じるのだろうと興味津々に読み始めました。
大学について、世界及び日本におけるその成立からの歴史を眺め、そして、昨今の日本の大学の主な論点について論じる構成には「なるほど」と納得です。
日本における大学の成立やその役割などについては、高校の日本史の授業で少し学んだし、官僚関係の本(※)や政府文書などでも読んでいたので何となくわかったつもりになっていました。
しかし、本書で世界という視点から「大学」それ自体の成立、過去に果たしてきた役割などを知ると、これまで見えていなかった世界(観点)が目の前に広がる思いがしました。
本書で学んだことはを、ぜひ今後に活かしたいと思います。
※「近代日本の官僚」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、
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