東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

就職と転職についての徒然駄文

今日は、就職におけるコストと転職について特に意味のない徒然文を書かせていただきたいと思います。


【徒然転職トーク】

先日、男性友人の一人が「実家(首都圏外)に戻ろうか迷っている」という話をしていました。
「求人チェックはしてはいるけど、給与面も含めてピンと来るものがない」から具体的に話は進んでいないけれど、奥さんの了解はすでに取り付けているらしいです。

将来の可能性も含め、実家に戻る意思のある友人たちは、男女問わず、ほとんどの友人が最初の就職時に地元に戻っていたので、正直ちょっと意外な感じがしました。


生きていると考え方を含めいろいろと変わってくるということでしょうか。


変わってくると言えば、上述の男性友人に続き、傍から見ていると「仕事人間!」と言いたくなるくらい仕事が好きそうに見えていた女性友人が、「私も転職しようか迷っている」と言い出しました。
彼女の場合は、会社の方針転換と働き方の問題から「もうこの会社にいなくてもいいかな」と思っているそうです。
他人のことは言えませんが、自分の所属組織に対するドライな反応に少し驚きました。


4月の初め、電車に乗っていたら、当たり前ですが、どこかまだ馴染んでいない黒いスーツを着た新社会人らしき人たちを見かけました。
私もそうでしたが、就職したときには仕事に対して(今よりは)前向きな気持ちだったし、「将来転職している自分」など想像すらしていませんでした。

新社会人を見ながらほほえましい気持ちになると同時に、「変わってしまった」自分に少し複雑な気持ちになりました。


さて。

私自身、転職をしているので今さら「同じ会社で働くべき」などと言うつもりは全くありませんが、新卒大学生の「3人に1人が3年以内に離職する」ではありませんが、東大生も新卒時に入った会社を辞める人が結構いるのだな、と思うくらい、近頃転職の話を聞く気がします。
もしかしたら、「たまたま、最近そういう話を聞く機会が重なった」だけかもしれませんが、終身雇用の時代は終わったのだなとしみじみと思ってしまいました。
(私が聞いた転職話は新卒3年以内の場合もそうでない場合もあります)

 


【就職コストと転職について】

そんな転職トークをしていたところ、友人が、「就職にコストがそんなにかかっていなくてよかったね」という話を始めました。
その友人曰く、出産をした医者の友人(女性)が「仕事を辞めたいけど、国立の医学部卒とはいえ親に負担をかけたから…」と言っていたそうです。

ネットで調べた範囲ですが、医者になろうと思うと、6年間で国立大学の学費は350万円程度、私立大学の学費は2000万円は下らないようです。


きゃー!!!


2000万円以上も学費として投資をしていたら、「辞めたい」なんて絶対に言えない気がします。
上記友人の話に出てきた方は国立大卒らしいので、気にするほどの投資額ではない気がしますが、医者ともなると親の期待などもあるのでしょうか…


高校2年生や3年生のころの価値観とアラサーの価値観は変わっていてもおかしくないし、加えて、実際に働いてみないと「その仕事が合うか合わないか」はわからないと思います。

そう考えると、「大学進学時に医学部(特に私大!)を選ぶのはなかなか思い切った選択だな…」と、アラサーになった今となっては思ってしまいます。


少し話は変わりますが、就職に際して、相応の投資をしていると離職しにくくなるのだとすると、東大卒で国家公務員を退職した人の話を間接的なものを含めてそれなりに聞くのは、彼らがダブルスクールなどをほとんどすることなく国家公務員になっていることが関係しているのでしょうか?

 

以上、社会人として、日々混迷を深めているアラサー女子のつぶやきでした。
駄文を失礼いたしました。