東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「キャリア官僚の仕事力」を読みました。

【評価】

いまいち。


【関心】

官僚について、古賀氏以外の人の話も読んだ方がいいだろうと思い、手にしてみました。
特に、中野氏も元官僚ということで、内情について詳しいだろうという期待も込めて選びました。


【感想】

私は中野氏をメディアで見かけたことがないのですが、きっと、古賀氏のように「官僚は~あるべき」というような主張をしている方ではないのだろうと想像します
きっと、これまでのスタンスや現在の立場もあるのでしょうが…

本書に書かれている内容は、私が官僚の友人たちから聞いた話などを鑑みても、「官僚を肯定的に書きすぎていないか?」と、思わざるを得ないものでした。

そして、官僚の給料を「高め」と言ったり、辞めたがる若手官僚の分析など、本当にいまいちでした。
東大生で国家公務員の給料を「高め」だと言っている人は見たことがないです。

このような随所に感じる違和感から、「何この人?」と思い、略歴を確認してみると…
本書においては、中野氏が「元官僚」であることが重要であり、東大卒か否かは重要ではないとは思っているのですが、「感覚の違い」は官僚に対する見方にも影響を与えていると感じました。


私自身が聞いた話などをもとにすると、古賀氏の方が官僚の実状を的確に書いていらっしゃると思いました。
でも、東大バイアスがかかっているのかもしれません。
もしくは…厚生労働省という組織は他の官庁とは違う可能性も考えられますが…



 

キャリア官僚の仕事力 (SB新書)

キャリア官僚の仕事力 (SB新書)