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東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「イスラム国の野望」を読みました。

読書記録

【評価】
普通。

 

【関心】
先日、『イスラーム国の衝撃』(※1)を読み、イスラム国(以下、「IS」とします)についてそれなりの理解ができたと思っています。
しかしながら、一冊の本の内容だけでは偏りがある可能性があるため、ISの概略について書かれた本をもう一冊読んでみようと思っていました。
そこで、検索をしたところ何となく本書が目についたので、読んでみることにしました。

 

【感想】
本書は、著者が「わかりやすさを目指した」というだけあって、非常にわかりやすく書かれており、ISに関する超初歩的な入門書としては良書だと思います。


しかしながら、『イスラーム国の衝撃』(※1)と比べて、内容が浅い・薄いという感じは否めませんでした。
両書で書かれている内容が完全に同じというわけではないため、それなりに読む意味はあったとは思いますが、本書を先に読んでから『イスラーム国の衝撃』を読めばよかったです。


本書を読んで、今さらながらイラン・イラク戦争の酷さや湾岸戦争の背景を知り、あわせて国際世論の適当さ・いい加減さなども見えてきて、「世界に『正義』などないのだな…」と、憂鬱というかやるせない気分になりました。


私たちは、国内政治にすら何の影響力も与えることができない小さな存在ですが、だからといって世界の問題についても国内の問題についても「知らない」と言ってしまうのは違う気がしています。
吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』ではありませんが、「私たちはどうするべきか」と考えさせられました。
考えても何も浮かんできませんでしたが…


世界の現状を知ることは大切だとは思いますが、「知ってどうするのか」という次の一歩を考えるヒントになるような本を今度読んでみたいと思いました。
同時に、相変わらず、(本に頼ろうとする)他力本願な姿勢を反省です。

 

 

※1「イスラーム国の衝撃」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

 

 

イスラム国の野望 (幻冬舎新書)

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