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東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「化粧する脳」を読みました。

【評価】
いまいち。

 

【関心】
読書メーターで相性のよい読書家さんを見ていたところ、本書のタイトルに目が留まりました。
テレビで見かけたことのある脳科学者の茂木氏が「化粧する脳」というキャッチ―なタイトルで何を書いているのだろう、と興味を引かれ読んでみることにしました。

 

【感想】
「時間はどこで生まれるのか」(※1)を読んだときは新書の割に強い理系色に驚きましたが、今回はあまりのエッセイっぷりに驚きました。
前半は、脳科学の知見が多少紹介されていたり、最後には、付録的に茂木氏らによる研究内容がまとめられたりしていたのですが、本文中盤以降は科学的な知見に基づかない茂木氏の徒然文が多かったように思います。

「茂木先生」の著書だったので、理系的な新書を期待していたのですが…
もう少し化粧に関する実験の詳細や考察、それと関係する脳科学の知見が書いてあればよかったのにな…と思ってしまいました。
タイトル勝ちの本だと思います。


本書によると、「自分の顔については、化粧顔と素顔をほぼ一度も間違うことなく区別できる一方で、他人の顔については、化粧顔を素顔であると判断したり、素顔を化粧顔と判断したり、間違えることが多かった」そうです。

以前、柳美里の『ルージュ』を読んだ際に、化粧をすることの主観的な意味について考えたことはありましたが、本書の実験結果を読んで、「結局、化粧をするのは自分だけのためなのか?」ということをぼんやりと考えました。

 

「女性は何のために化粧をするのか?」

男性には化粧をする文化がないため、朝の準備時間が短くていいな、と思うことがしばしばあります。
また、朝からガッツリメイクをしている人を見ると、「早起きしてまですごいな」と、無精者の私は思ってしまいます。


うーん…

深く考えてみたらおもしろそうな気がするので、おいおい考えてみたいと思います。


本書でうっすらと書かれていた脳科学の話には非常に興味を引かれたので、今度、脳科学について易しく書かれた別の本を読んでみたいと思います。
また、「茂木先生」の理系らしい新書もそのうち読んでみたいと思います。

 

 

※1「時間はどこで生まれるのか」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

 

 

化粧する脳 (集英社新書 486G)

化粧する脳 (集英社新書 486G)