東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「条件」を意識した婚活について思うこと。

今回は、先日ふと思った結婚に関するヨタ話を書かせていただきたいと思います。

結婚については、人の生き方が多様なのと同じくらい多様なものだと思っているので、結婚に関するヨタ話もどうかとは思ったのですが、それでも言ってみたいと思ったので書いてみることにしました。
私の気まぐれです。
失礼がありましたら申し訳ありません。


【「条件」と口にすることと年齢に関する一例】

女性はいつから結婚をするとき or 結婚相手を探すとき「条件」という考え方を持つようになるのでしょうか。


小中学生の恋愛にはおそらく「条件」という発想はなく、それ以前に結婚など考えていないと思います。
では、高校生は…?


私の周りの東大女子は、学生の頃は、恋愛において「条件」という発想で考えたり行動をしている人は少なかったように思います。
将来の結婚を見据えている人もいましたが、それでも「条件が…」という話はあまり聞かなかった気がします。
(もちろん、人によりますが)


しかし、大学を卒業した途端、急に「条件」ということを口にする友人が周りに増えたように思います。
そして20代半ばくらいまでは、その条件を満たす男性を求めて頑張っている人がそれなりにいた、という感じです。


しかしながら。
アラサーになると、それまで様々な「条件」を口にしていた友人たちがあまり「条件」と言わなくなったように感じます。
独身の友人たちは以前と変わらず「早く結婚したい」と言ってはいますが、それでも少し前までの必死さやガツガツ感が消え、「まぁ、したくなったらするよ」という緩いスタンスになってきた感じがします。
なかには、「別に妥協して結婚するくらいならしなくていい」という子もそれなりに出てきました。

これが大人になるということなのでしょうか。

今から少し前を振り返ってみると、「あの頃言ってた条件って何だったんだろうな」という感じがします。

 

【「条件」を求めた結婚は幸せへの道?】

先日、プレジデントオンラインで「『家事夫』と『稼ぎ夫』。どっちを取った方が幸せか」(※1)という記事を見つけました。

上記記事で、「どっちを取った方が幸せか」と悩んでいた人はまだ24歳なので、「そんなものかな?」と思いながら読ませていただきました。


しかしながら。
おばさんとしてどうしても一言、言ってみたいことがあります。

何となく言うのが怖いのですが、それでも言ってみます!


ある時点の価値観で「結婚相手の条件」を考え、そのとおりの相手と巡り合えたとして、結婚後、自分の価値観が変わったらどうするのでしょうか?


「年齢とともに価値観は変わる」とよく言われます。
価値観がそれほど変わらない人もいるのでしょうが、私自身は働くことを含め、学生の頃からだいぶ変わったように思います。
また、キャリア志向だったはずの友人が出産をしたら「専業主婦になろうかな」と言ったりすることもあります。


このように自分の価値観が変わる可能性を考えると、

「ある時点で自分の条件にあった人」→「条件が変わったらただの不都合な人」となってしまうリスクがあるのではないでしょうか。

例えば、「稼ぎ夫」を選んだとして、数年後、自分の仕事が楽しくなり仕事中心の生活を望むようになったとしら…

あるいは、「家事夫」を選んだとして、数年後、自分で子どもを育てたいと思うようになったとしたら…


結婚して一緒に暮らしていたら相手に情が湧くこともあるでしょうし、価値観が変わった時点で摺合せをすれば問題はないのかもしれませんが。。

 

もちろん、恋愛結婚がいいと思っているわけではありません。
「おしどり夫婦」と言われていても、数年後、離婚訴訟に至るケースもありますし。

それでも20代前半で「条件」を求めて婚活に必死になっている女性を見るとメディアに踊らされているような気がしてしまいます…


既婚者がモノを言える立場にないことは重々わかっていますが、それでも言ってみたかったので言ってしまいました。
おばさんの戯言を失礼いたしました。

 

 

※1「家事夫」と「稼ぎ夫」。どっちを取った方が幸せか:PRESIDENT Online - プレジデント