東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「はみだす力」を読みました。

【評価】
普通。

 

【関心】
正直何でこの本を読もうと思ったのか自分でもよくわかりません。

本書は、以前読んだ何かの本で推薦されていたと思っていたのですが、本書を推薦している本は見つけられず…
しかし、随分前に図書館で予約をしていたようで…

せっかくなので読んでみることにしました。

 

【感想】
本書は自己啓発本なのかエッセイなのかよくわからないのですが、「野心のすすめ」(※1)同様、何か「特別な内容」が書かれているわけでもなく、「すごくおもしろい」わけでもなかったです。
この手の本で「すごくよかった!」と思える本に巡り合えることの方が稀だとは思うので、いいのですが。


しかしながら、本書の著者・スプツニ子氏のすごく前向きで、物怖じすることなく何にでも飛び込んでいく姿は印象的でした。
著者の行動力や全力で挑戦する姿勢が何気なく書かれている文章を読んでいると、最近、自分が保守的になってきていることに気づかされました。

また、物理学の「観測されないものは存在しないも同じ」という考え方を援用した、頭の中で考えているだけでなく、そして、行動・実行できない言い訳を考えるのではなく、「『人に届く』ようにしなくては意味がない」という考え方にはすごく刺激を受けました。
「そのとおりだな」と納得です。

 

ブログを書くことは、頭で考えるだけでなく多少なりとも行動していることになるのでしょうか…?


うーん…


林氏の「野心のすすめ」(※1)を読んだときにもうっすらと思いましたが、一度、自分がやっていること(=このブログ)を振り返る時期に来ているのかもしれません。
(何をどう振り返ればいいのでしょう?そこから考えなければです…)

 

話は変わりますが、ハーフでインターナショナルスクール出身でイギリスの大学育ちのスプツニ子氏は、日本の学校制度の中で育ったら妄想ですら考えることがないであろう「自由な生き方」をされており、目からうろこのような発見があるとともにその自由さにうらやましさを感じました。
大人になった今、私の生き方を縛るものは何もないはずなのですが…


深い感銘を受ける、ということはありませんでしたが、このように改めてまとめてみると「読んでよかった」と思える本でした。

 

 

※1「野心のすすめ」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

 

はみだす力

はみだす力