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東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「群衆―モンスターの誕生」を読みました。

【評価】
いまいち。

 

【関心】
先日、たまたま、浜崎あゆみの「SURREAL」を耳にすることがありました。

SURREALを初めて聞いたのは思春期の頃だったのですが、歌詞の中に出てくる「ひとりぼっちで感じる孤独より ふたりでいても感じる孤独の方が 辛い事のように」(※1)という部分に衝撃を受けたことを思い出しました。


思春期の頃は、「みんなと一緒」が正解で「みんなと一緒ではない=ひとりぼっち=孤独」は辛い事、と思っていました。
しかし、当時もその時なりに「ふたりでいても感じる孤独の方が辛い事」という言葉に思うところがあり…


大人になってからはいつの間にか「みんな」をあまり意識しなくなりました。
そんな「今」だからか、かつての自分を思い返してみたとき、「みんな」=「集団」=「群衆」etcと考えが広がり、「『群衆』について知りたい!」と思いました。

そこで、いかにも群衆についての説明が書かれていそうな本書を読むことにしました。

 

【感想】
本書を読もうと思ったのは、「群衆はどのようにできて、どのような特徴をもっていて…」といった、「群衆」に関する基本的なことや社会科学的なことを知りたいと思ったことが理由でした。

しかし本書は、「群衆に対する驚きとしての群集体験の諸々の側面を、いろいろの角度から、断片的に取り出してみること」が目的だそうで…
単に、私が本書を読もうと思った目的と本書の趣旨が合わなかっただけなのですが、期待外れでした。


これを書くと、自分のズルさがばれてしまうのでちょっと嫌なのですが…
「リースマンの『孤独な群集』をかいつまんで説明してくれていたりしていないかな」と期待していたところがあったのですが、リースマンは一度も出てきませんでした。


それはそれで仕方がないとは思いますが…


それでも、『フランケンシュタイン』を群集成立の文脈で読むのは強引なのではないかと思ってしまいます…


うーん…


群衆について知りたいという気持ちがなくなったわけではないので、いつか自力でリースマンの『孤独な群集』を読んでみようと思います。
でも、当分、読む勇気がわかない気がします…

 

 

※1浜崎あゆみ/歌詞:SURREAL/うたまっぷ歌詞無料検索

 

 

群衆―モンスターの誕生 (ちくま新書)

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