「金融恐慌とユダヤ・キリスト教」を読みました。
【評価】
まぁまぁ。
【関心】
宗教に関する本を読みたいと思っていたところ、知り合いにすすめられました。
最近、経済関係の本を読んでいた(※1、2)こともあり、それらともつながりそうな「金融恐慌」という言葉がタイトルに入っている点にも魅力を感じ、読んでみることにしました。
【感想】
日本人として日本で暮らしていると、日常生活における宗教の影響についてはほとんど感じることはありません。
しかし、キリスト教やイスラム教は違うようです。
本書を読むきっかけとなった「宗教に関する本を読みたい」という動機について掘り下げてみると、それは、高校の倫理のように「ある宗教の内容について知りたい」というものでした。
しかし、大人になった今になってある宗教の教えに詳しくなっても意味がありません。
宗教の考え方が日常生活にどのような影響を与えているのか、という観点から宗教について学ぶという視点を本書を通じて得ることができました。
今さらですが、今でよかったです。
このような視点を持つと、「宗教の影響が少ない日本は再生医療に強いのではないか?」など、今までとは違う視点から物事を見ることができ、自分の幅が少し広がった気がしました。
本書は内容自体もおもしろく、個人的には学ぶことが多い一冊でした。
※1「資本主義の終焉と歴史の危機」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、
※2「資本主義という謎」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、