東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「理系バカと文系バカ」を読みました。

【評価】
おもしろい。

 

【関心】
「理系と文系」ではなく、理系と文系の後に「バカ」が入っている少し挑発的なタイトルが、まさに「目に飛び込んで」きました。。
理系と文系のあとにわざわざ「バカ」をつけているということは、単なる理系と文系の違いについて書かれているだけではないはず、何がおもしろいことが書かれているのだろうと思い、読んでみることにしました。

 

【感想】
期待どおり、単に理系・文系の違いが書かれているだけの本ではなく、理系or文系に偏りすぎているがための、ダメなところやデメリットについても書かれた本でした。


文系の私にとっては

  • 「そうそう、理系の人たちってそういう変わったところあるよね」
  • 「えー、文系的な発想で見てると、そういう見落としや失敗があるんだ」

といった、「あるある」や発見があってとてもおもしろかったです。
そして、理系と文系の考え方の違いがよくわかりました。


しかし、タイトルほど挑発的な内容ではありませんでした。


竹内氏は理系・文系のどちらでもあるようですが、軸足は理系なのだろうな、という印象です。
それ故に、「理系を毛嫌いするのはやめよう」というメッセージがすごく伝わってきます。


たまには理系的な新書でも読もうかな、という気分になりました。

 

 

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理系バカと文系バカ (PHP新書)

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