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東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「お姫様とジェンダー」を読みました。

【評価】
複雑。

 

【関心】
昨今流行りの「女性の活躍促進」。
考えれば考えるほど違和感があります。
そして、その違和感の根底にあるのは男女共同参画ジェンダーに関係することだという気がしていました。

今まで男女共同参画ジェンダーについて真面目に考えたことがなかったので、これを機に勉強してみようと思い、タイトルに魅かれた本書を読むことにしました。

 

【感想】
本書の著者・若桑氏のような方が頑張ってくれたおかげで「今の社会」があることは重々わかってはいるのですが…
このような本は、今の社会からはなくなってほしいと思ってしまいました。


私は幸いなことに「男女差別」ということをほとんど知らずにこれまで生きてくることができました。
きっと、私のような人もそれなりにいらっしゃると思います。
今の時代、男女共同参画が当たり前で、そのことに疑問を感じない世代が育ちつつあるのだと思います。


率直な感想として、本書は「男性から女性であることを理由に差別をされてきた世代がその事実と怒りを次世代に伝えている」と思ってしまいました。

 

本書が出版された頃、私も大学生でした。
同世代の女子学生がこんなにも激しいジェンダー教育を受けていたのかと思うと、個人的には引いてしまいました。

グリム童話には、確かに男女差別的な部分はありますが、それを含めて「童話」として楽しめる女性を育てるのが今の教育のあるべき姿なのではないかと思います。


本書を否定するつもりはありませんが、このような本が必要なくなる社会になってもらいたいと切に思います。

 

 

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お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)

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