東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「今こそアーレントを読み直す」を読みました。

【評価】
普通。

 

【関心】
先日読んだ仲正氏の「集中講義!日本の現代思想」(※)がとてもおもしろかったので、仲正氏の著書をもう一冊読んでみたいと思っていました。
読書メーターで検索したところ、登録数がそれなりにあり、かつ、不勉強な私にはアーレントは「聞いたことがある」くらいの認識しかなかったので、これを機会に勉強しようと思い、読んでみることにしました。

 

【感想】
アーレント思想の概略を学ぶことができる良書だと思います。
特に、アーレントの著書で有名な「全体主義の起源」がしっかりおさえられているので、入門書としておすすめです。


アーレントの思想については、ポリス的環境における議論や複数性が重要だといった主張はわからなくもないものの、全体的に机上の空論という感じが否めませんでした。

しかし、「アイヒマンの問題」については、きちんと学んだら現代社会の問題等を理解するのに役に立つような気がしたので、詳しく書いている本を今度読んでみたいと思いました。

 

 

「日本の現代思想-ポストモダンとは何だったのか」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、

 

 

 

今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書)

今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書)