「日本の現代思想-ポストモダンとは何だったのか」を読みました。
【評価】
良い。
【関心】
「寝ながら学べる構造主義」(※)を読んで以来、思想に関する関心が私の中で高まっています。
ブログの記事を書こうとしたとき、どこかで聞いたことのある「大きな物語の終焉」というワードをふと思い出しました。
それがどのような意味なのか知りたいと思い、本書を読むことにしました。
【感想】
本書を手にした目的である、「大きな物語の終焉」が何を意味するのかだいたいわかったので、本書を読んだ目的は達成されました。
ただ、それだけでなく、用語として理解していたマルクス主義について初めて「わかった!」と思えたり、これまで著書を読んだことがある日本の現代思想家の東氏や宮台氏についても、その立ち位置などを学ぶことができました。
本書は、日本の歴史とリンクして思想の説明がなされているので、思想の意味や思想家の立場について、実感を持って理解できます。
でも、何よりも…
駒場で授業を受けた、あの小森陽一先生が現代思想家の一人に数えられていたことにとても驚きました。
授業はとてもおもしろかったのですが、さまざまな活動をされているという噂も確かにあったな…
いろいろな意味で、一読に値する本でした。
※「寝ながら学べる構造主義」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、
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・「今こそアーレントを読み直す」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、
集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)
- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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