「戦争を記憶する 広島・ホロコーストと現在」を読みました。
【評価】
普通。
【関心】
「『きけわだつみのこえ』の戦後史」(※)を読んで以来、もう一度歴史を学びたいと思うようになりました。
もちろん、山川出版の教科書を読み直すという意味ではありません。
教科書レベルのことならそれなりに知っています。
本書は、私が知っていると思っていた「歴史」とは異なる視点で、「歴史の広さ」を見せてくれそうな感じがしたので読んでみることにしました。
【感想】
太平洋戦争を巡る歴史認識の問題は、「定期的に繰り返される話題だと思う」、というくらいに頻繁に話題になっています。
だから、日本と中国・韓国では、もちろん立場も違うけれど、歴史認識が大きく違うことは重々承知しています。
しかし、「どうしてこんなにも違って、こんなにも大きな問題なるのだろう?」とうことをきちんと考えたことはありませんでした。
「だって、そういうものでしょ?」と思考停止をしていたことに、本書を読んで気づかされました。
本書は、とても分かりやすい言葉で、私にもわかるような説明をしてくれていたように思うのですが…
「わかった!」と自信を持って言えない自分が悔しいです。
ただ、本書に書かれている藤原氏の考えを、例えば、ブログの記事の中などで適切に引用できるようになったら、歴史の理解が一歩深まるはず!という感覚だけはあります。
時間をおいて読み直したいと思います。
※「『きけわだつみのこえ』の戦後史」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、
<関連記事>
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戦争を記憶する 広島・ホロコーストと現在 (講談社現代新書)
- 作者: 藤原帰一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/20
- メディア: 新書
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