東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

「東大卒でスミマセン」を読みました。

【評価】

普通。


【関心】

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず、何もできていない自分を日々反省している身としては…

タイトルを目にしたら、手に取らずにはいられませんでした。


【感想】

本書の著者・中本氏とは20歳近く年が離れています。

中本氏が東大生だった頃から約20年が経ち、東大1学年のうち、2割程度が女子となり、「東大生(卒)タレント」がメディアに露出する時代に東大生となった私とは、中本氏が背負う「東大卒女性の重さ」は全然違うのだろうと想像します。
そもそも中本氏が在学していた頃、東大における女子の存在はツチノコみたいなものだったのではないかと思います。


今ですら、社会に出てからの、特に恋愛場面における東大卒女子への風当たりは強いのに、中本氏の時代は…
いろいろとご苦労をされたのだと思います。

でも、そういう時代の違いのせいか、「東大脳の作り方」の安川氏(※)ほどには共感できる部分は少なかったです。



当たり前ですが、東大生もいろいろです。
個人の経験を読むのはそれはそれでおもしろいですが、私も東大生だったので私なりの「現実」を知っています。
なので、この手の本を読むのはもう十分かな、と思いました。

 

でも、

  • 東大力
  • 東大入試で養われる能力
  • 東大女子のリアルな実体

などは、的確な分析がなされていて、おもしろく読ませていただきました。


特に、「東大力」については、「そういうことが、東大卒として上司などから求められていることなのか!」と納得です。

 

 

「東大脳の作り方」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、