東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

はじめに

東京大学を卒業しましたが、」のあとに続く言葉は、東大に対して持っているその人のイメージによってさまざまだと思います。
私は「(東京大学を卒業しましたが、)たいしたことをしていません。できません。ごめんなさい」という言葉を続けたくてこのタイトルを付けました。

 

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東大を卒業することは、それ自体特別なことではない。
毎年3000人近くの東大生が卒業をしているのだから、世間にはそれなりにたくさん「東大卒」がいるはずだ。

でも、一般的に「東大卒」が目に触れるのは、メディアに取り上げられるごく一部の人たちばかり。
実際、国会議員や大学教員や弁護士をはじめ、世間的に「社会的地位が高い」と言われる立場の方や「東大生(卒)」で売ってるタレントさんばかりだから、「東大生(卒)」について、すごく偏ったイメージが世の中に流布している。

そうして、偏った「東大卒像」は誤解や偏見を生む。

私自身もそういう人をたくさん見てきたから、東大を卒業したからには「何か」できなくちゃいけないのかな、という幻想に束縛されていた感は否めない。

有名になることが全てじゃないってことはわかってるけど、それこそ外資や商社とかでバリバリ仕事をするとかしてなくちゃいけないと思いこんでいた部分はある。
そして、実際そういう幻想を社会から押しつけられることも多い。


だから、私自身も就職先として、誰もが知っている組織で働くことを選んだのかもしれない。
今となってはもうよくわかんないけど、そういう部分が「ゼロ」だったとは断言できない。

でも、自分が何のためにその組織で働いているのかとか、長時間労働がイヤになったりとか、もっと自由な時間と自分で「何か」をする機会がほしくて転職をした。
それでもやっぱり、それなりに有名なところにいるから…これが東大生のメリットなのかもしれないけど、私は一つの価値観から結局抜け出せなかったともいえる。


ただ、当たり前だけど、実際の東大(卒)生を見てみると、みんながみんな有名人になったり、バリバリ働いている訳じゃない。

専業主婦になった友だちとか、「『東大卒』なんて関係ないし、忘れた」と言わんばかりの生活を送っている人だってそれなりにいる。

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私、東京大学を卒業しました。
でも、世間で期待されているような「何者」かにはなれていません。
なんか、ごめんなさい。

とはいえ、私みたいに社会の中に埋もれて生きている東大卒生だっていっぱいいます。
東京大学を卒業したって、バリバリ働いたり出世を目指してがんばったりしないで、ほどほどに働いて、おしゃれしたり旅行したり友だちと遊んだりする生き方を選びたい人だっているんです!

東京大学を卒業したってどうということはないんです!!


だから、東大を卒業した人の一人として「ふーん、こんな人もいるんだ」って知ってもらいたくて…
と、言えば聞こえは良いけど、本当は単に私が私の主張をしたいからブログをはじめてみました。

腐っても東大生…ぐちゃぐちゃ考えることは好きです。


なので、ここに書いてあることはすべて私の個人的な意見です。
万が一、ご不快な思いをされた方がいらっしゃいましたらごめんなさい。


このブログが、通りすがりの人の暇つぶしになったり、「ふーん」「そうかも」とか、少しでも共感してもらえたら幸いです。