東京大学を卒業しましたが、

東京大学を卒業したけれど、「何者」にもなれず社会の中に埋もれきったアラサー女子の、現状への反省も込めた徒然記です。

子どもがいる女性は22時には帰宅するべき?―子どもと遊びと仕事と…

気づけば早いもので、2015年度に入って2か月が経ちました。 年度が変わるということは、次期に誕生日がやって来るということでもあり…。 アラサーの深まりを意識してか、最近、友人と「もしも子どもを産んだら…」という話をする機会が増えたような気が…

「世間とは何か」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】読書メーターで相性の良い読書家さんを見ていたところ、本書に目が留まりました。 仕事が嫌いとか日本企業的な文化に馴染めないなど、私は「世間(=まわり)に合わせる」とか「周囲に気を遣って生きる」といったことがあまり好…

「僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想」を読みました。

【評価】ない。 【関心】荻上氏の名前は何かで聞いたことがあり、以前から知っていました。そのようなこともあり、読書メーターの相性の良い読書家さんを見ていたところ、「あ、荻上氏の本がある」と、本書に目が留まりました。 本書の副題「絶望から抜け出…

「日本人はいつから働きすぎになったのか」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】何度かこのブログで書いていますが、私は働くことがあまり好きではありません。 そのため、逆に「どうしてみんなそんなに長時間労働に耐えられるのだろう」という疑問を持っていたりもします。上記問いに対しては、自分の経験も…

「国語教科書の思想」を読みました。

【評価】読んでよかった。 【関心】本書は以前読んだ何かの本で勧められていたのだと思います。何の本だったのかは全く思い出せないのですが、読書メーターの「読みたい本」にいつからか登録されていました。 「何かいい本はないかな」と読書メーターの「読…

「時間はどこで生まれるのか」を読みました。

【評価】普通。 【関心】深い理由があるわけではありませんが、最近「時間」、特に体感時間が状況や年齢によって変わるのではないか、ということに関心を持っています。 アラサーになったころから、1時間が経つのは遅いのに、夜振り返ると1日はあっという…

「条件」を意識した婚活について思うこと。

今回は、先日ふと思った結婚に関するヨタ話を書かせていただきたいと思います。 結婚については、人の生き方が多様なのと同じくらい多様なものだと思っているので、結婚に関するヨタ話もどうかとは思ったのですが、それでも言ってみたいと思ったので書いてみ…

「はみだす力」を読みました。

【評価】普通。 【関心】正直何でこの本を読もうと思ったのか自分でもよくわかりません。 本書は、以前読んだ何かの本で推薦されていたと思っていたのですが、本書を推薦している本は見つけられず…しかし、随分前に図書館で予約をしていたようで… せっかくな…

「サバイバル宗教論」を読みました。

【評価】普通。 【関心】これまで、佐藤氏の著書を数冊読みましたが(※1、2)どの著書も非常におもしろかったです。そこで、最近書かれた著書を読んでみたいと思い、検索をしたところ出てきた本書のタイトルに「どのような話が書かれているのだろう」と興…

「セカイ系とは何か」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】「セカイ系」という言葉を初めて聞いたのは、おそらく、数年前、アニメやマンガとは全く関係のない文脈で友人が口にしたのを耳にしたときだったと思います。 聞きなれない言葉に「何それ?」と、その友人に聞いてみたのですが…

読書記録・もくじ(ま行~わ行)

【ま行】 〇毎日新聞リアル30's取材班・「リアル30’s」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 〇牧野 雅彦・「新書で名著をモノにする『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 〇松岡 完・…

読書記録・もくじ(た行~は行)

【た行】 〇高橋 昌一郎・「理性の限界」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 〇高橋 義人・「グリム童話の世界」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 〇竹内 薫・「理系バカと文系バカ」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 ・…

読書記録・もくじ(あ行~さ行)

【あ行】 〇浅尾 慶一郎・「霞が関がなくなる日」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 〇天野 一哉・「中国はなぜ『学力世界一』になれたのか」を読みました。 - 東京大学を卒業しましたが、 〇飯田 泰之・経済学関係の本を3冊ほど読みました。 - …

狂信的な科学教信者ばかりの社会?

あなたは科学を信じていますか? もしもそう問われたなら、多くの人が「Yes」と答えると思います。しかし、「科学を信じている」ということはあまりにも当たり前すぎて、日常生活の中で意識をすることはほとんどないのではないでしょうか。 以前、「評価経済…

「新書で名著をモノにする『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に限らず、古典や名著と呼ばれるものは読んでおきたいと常々思っています。しかしながら、『学問のすゝめ』(※1)もそうでしたが、古典や名著と呼ばれるものに対しては「難しい…

「H.I.S.澤田秀雄の『稼ぐ観光』経営学」を読みました。

【評価】普通。 【関心】非常に個人的な話で恐縮ですが、海外旅行が好きです。そして、それほど頻繁の海外旅行に行けるわけではありませんが、それでも海外旅行をするときはよくH.I.Sのお世話になっています。そんなH.I.Sの社長の話ということで興味を持ち、…

「日本の10大新宗教」を読みました。

【評価】普通。 【関心】以前、「世界の宗教がざっくりわかる」(※1)を読んだ際、宗教に関する基礎知識をもう少し身につけておきたいと思いました。そこで、今まで読んでみて非常に良かった島田氏の著書で探したところ、本書が目に留まりました。これまで…

「佐藤可士和×トップランナー31人」を読みました。

【評価】個人的に好き。 【関心】以前、久石氏の「感動をつくれますか?」(※1)を読んだ時、私自身は普段全く芸術とは関係のない生活を送っていますが、それでも「頑張ろう」と、すごく前向きな気持ちになることができました。それがとても印象的だったの…

過去のデータに基づく学問と政策における撤退戦略の必要性について

先日読んだ「公共事業が日本を救う」(※1)。非常におもしろかったのですが、「第8章日本が財政破綻しない理由」についてだけはどうしても違和感を拭えませんでした。 その違和感の原因について改めて考えてみました。 【経済は予想できるもの?】 「第8…

「虚構の時代の果て」を読みました。

【評価】難しい。 【関心】以前、大澤氏の「生権力の思想」(※1)を読んだ際、示唆に富んだ内容がたくさん書かれているように感じるものの十分な理解ができず、別の著書を読んで理解をしたいと思いました。 そこで、まずは「生権力の思想」を読んだ際、一番…

「世界の宗教がざっくりわかる」を読みました。

【評価】普通。 【関心】以前、「金融恐慌とユダヤ・キリスト教」(※1)を読んだ際、「大人になった今になってある宗教の教えに詳しくなっても意味がない」と思いました。しかしながら、宗教に関係する問題が頻発する昨今、時事問題を理解するために必要な…

「公共事業が日本を救う」を読みました。

【評価】おもしろかった。 【関心】以前、中野氏の「国力とは何か」(単著、※1)及び「日本破滅論」(藤井氏との対談集、※2)を読んだ際、全体的に曖昧でぼんやりした印象を持ちました。 そのような印象から、「中野氏は合わないのかな…」と思っています。…

「ホリエモン×ひろゆき『なんかヘンだよね・・・』」を読みました。

【評価】おもしろい。 【関心】以前読んだ「情報革命バブルの崩壊」(※1)の中に、ライブドア事件の話が書かれていました。ライブドア事件が起こった当時は全く関心がなかったのですが、あのころより大人になった今、改めて考えてみると、「あの事件につい…

東大生的発想?大学のグローバル化政策について。

今さらですが、昨年10月初めに発表されたTimes Higher Educationの世界大学ランキング2014-2015(※1)についてです。 同ランキングによると、東京大学は23位だそうです。この順位がいいのか悪いのか、私にはよくわかりません。 【大学ランキングの評価…

「融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】本書を読もうと思ったことに特に深い理由はありません。 もともとアニメやマンガ、オタク、サブカル論には関心があったので、本書のタイトルを見たとき「何が書いてあるんだろう」と気になったのと、「オタク・サブカル」と「ヤ…

「日本破滅論」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】先日、中野氏の単著「国力とは何か」(※1)を読んだ際、曖昧でぼやけた印象を持ちました。それは、たまたま「国力とは何か」(※1)にそう感じてしまっただけだったのか… 「中野氏は合わない」とあきらめる前に、中野氏の著書を…

「東大卒でも赤字社員 中卒でも黒字社員」を読みました。

【評価】いまいち。 【関心】読書メーターで本書を目にしたとき、タイトルにものすごく魅かれました。東大卒であることが、必ずしも優秀な社員を意味しないことはよくわかっていますが、よくわかっているからこそどのようなことが書かれているのだろうと、と…

「野心のすすめ」を読みました。

【評価】個人的には好き。 【関心】本書が、去年か一昨年、近所の書店で「今、売れています」だか「おすすめ」としてクローズアップされているのを見た記憶がありました。そのような本書を図書館で見つけたので、また、「野心のすすめ」という挑発的なタイト…

働く東大女子の給与(金銭)感覚の一例と個人的な思い

先日、男性友人から「奥さんが仕事を辞めたがっていて困っている」というボヤキを聞きました。「奥さんが働くことによって得られる給料分の年収を上げるのに、一体何年かかると思ってるんだー。奥さんの年収が100万だったとしても、年収100万なんてな…

「危険な宗教の見分け方」を読みました。

【評価】興味深い。 【関心】宗教関係の本を読みたいと思い、図書館に行ってみたところ、本書がたまたま目に入りました。目に入ってしまったら、「読まない」という選択肢は私にはありませんでした。 「オウム真理教事件」(以下、事件)については、事件当…